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海流のなかの島々(アーネスト・ヘミングウェイ) [海外文学・本棚]


海流のなかの島々 上 (新潮文庫 ヘ 2-8)

海流のなかの島々 上 (新潮文庫 ヘ 2-8)

  • 作者: アーネスト・ヘミングウェイ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000
  • メディア: 文庫



海流のなかの島々 (下巻) (新潮文庫)

海流のなかの島々 (下巻) (新潮文庫)

  • 作者: ヘミングウェイ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000
  • メディア: 文庫



Islands in the Stream: A Novel (Scribner Classics)

Islands in the Stream: A Novel (Scribner Classics)

  • 作者: Ernest Hemingway
  • 出版社/メーカー: Scribner
  • 発売日: 2003/07/22
  • メディア: ハードカバー


ヘミングウェイの長編で高校時代に読みました。アーネストヘミングウェイといえば有名な著作が「老人と海」、私もこれを中学時代に読んで以来、ヘミングウェイの大ファンです。しかし、その頃に都内の超有名大学に通っていた知人大学生(英文学部)が、「学友で老人と海やヘミング・ウェイを卒論に選択したアホがいる。」と言っていたのを聞き、何となく漠然と「ヘミングウェイファン」を名乗るのは恥ずかしいことだと思うようになりました。しかし、彼の長編、例えば「海流のなかの島々」を読んでみれば、ヘミングウェイの良さが分かるのではないかと思い、読破しました。(当時高校生だった私の稚拙な考えで、「長編を読破すれば偉い!」的な考えもありました ^^)。

この作品を思い出すとき、ストーリーについての印象は薄いのですが、繊細で細部に至るまでの背景及び心理描写が感動的なすばらしさだったことを覚えています。ヘミングウェイの著作の中では、是非もう一度読んでみたい作品です。

因みに、私は農学研究科出身で、英文学部とは一切関係がありませんので「ヘミングウェイファン」と堂々と言っています。「海流のなかの島々」、そして英文(原文)の「Islands in the Stream」、どちらの響きもも気に入っています。

ウィキペディアで調べてみると、彼はノーベル文学賞を受賞しています。また、彼が猟銃自殺をしたのは、私の生まれるよりも以前です(ちょっと驚きました)。そして、この「海流のなかの島々」は、執筆されたのは1950-51年ですが、出版されたのは彼の亡き後、1970年です。

Krause

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コメント 4

gon

昔、スペインで闘牛を見てすっかりハマリ、
その時読みあさった本のなかにヘミングウエイもありました。
私が読んだのは短編ばかりですが、大好きな作家です。
英文学の世界では、そんな風に思われてるって不思議です…。
この作品は知りませんでした。今度読んでみようと思います♪
by gon (2009-11-23 23:35) 

すぅ〜ちん♪

おじゃまします m(u_u*)m
本読むの、好きなはずなのですが最近メッキリなので
こちらへ遊びに来させていただき、
読むきっかけにしたいです!!
by すぅ〜ちん♪ (2009-11-27 18:47) 

中島茂信

「息子とはなくすものだ。お前は自分ができることをやれ」とかなんとかいうフレーズをいまでも覚えています。懐かしいですねえ。フィッツゼラルドもぜひ読んでください。「世界にはいろいろな愛があるが、同じ愛は二度とない」というフレーズを覚えています。村上春樹も訳しているので、良書に出会えると思います。
by 中島茂信 (2009-12-17 22:38) 

yutakami

彼がノーベル文学賞を取った際に、随分と「大衆的な作家に贈るものだ」と異論、驚き、があった、と文学史の何かで読んだ記憶があります。当時は、ヨーロッパ的な純文学とアメリカ的文学の狭間が、芥川賞と直木賞のように(笑)あったようでした。
by yutakami (2009-12-18 16:13)