ガイドサハリン カムチャッカの旅(徳田 耕一) [東アジア関連・本棚]
現在、サハリン関連の本を何冊か並行して読んでいるが、写真が多く、またこの時代(80-90年代)に書かれたものに興味を惹かれ短時間で読んでしまった。
北海道からすぐ近くにあってもあまり情報が入ってこない。宮沢賢治のように行ってみようと思っても、なんだか渡航がめんどくさそうだ。知っていることは、島の大きさをみると北海道くらいに大きい、終戦時に残留した人たちがいる、ロシアの領地らしいがかつは南半分程度は日本の領土だった、くらいだ。しかし、そこでは、日々暮らしている人たちがいて、戦前には王子製紙(富士製紙)が複数の工場を所有していた。王子製紙が工場をもっていたのは知っていたが、1工場のみかと思っていた。
近くにあるのに、調べてみると知らないことだらけだ。しばらくは、サハリンに興味を持ち続けそうだ。
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朝鮮史1,2(山川出版) [東アジア関連・本棚]
娘に語る祖国(つかこうへい) [東アジア関連・本棚]
作家が書いた本だけあって読み易く、また読んでいて楽しい(辛い部分も多々あるが・・・)。著者は韓国籍、私は日本人なので考え方の違う部分も多々あるが、それでも読んでいて楽しかった。著者も文中で述べているが、韓国といえば肉・海鮮料理が有名だが、とにかくおいしい野菜をたくさん食べられる料理方法が良い。韓国人や在日韓国人の友人たちとこれについて話すが、あまりに身近なことなのか彼らはあまり認識していないようだ。それから「韓国人女性俳優から補身湯を食べに行こうと誘われた」ことな文中に書かれているが、私の周囲では一部の少数の女性を除いてこの料理を積極的には食べない。女性から補身湯に誘われることはとても珍しいことだ。
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物語シンガポールの歴史 [東アジア関連・本棚]
李登輝先生の本 [東アジア関連・本棚]
台湾のかつての総統・李登輝先生が亡くなられた。
シンガポールのリー・クァンユー前上級相も長寿でマレーシアのマハティール前首相も長寿だが、李登輝先生も長寿だった。これら3名の政治家は、それぞれ思想も国籍も日本に対する思いも異なるが、「尊敬できる人」として、彼らの著作などを読み漁ってきた。
その中で、日本語ができて京大の農経で学んだ李登輝氏は、日本に対する理解が深かった。
シンガポールのリー・クァンユー前上級相も長寿でマレーシアのマハティール前首相も長寿だが、李登輝先生も長寿だった。これら3名の政治家は、それぞれ思想も国籍も日本に対する思いも異なるが、「尊敬できる人」として、彼らの著作などを読み漁ってきた。
その中で、日本語ができて京大の農経で学んだ李登輝氏は、日本に対する理解が深かった。
最初は、台湾と中国との関係を考えると、心の奥底にどのような思いがあれ、日本との関係を重視する以外に最良の方法はないのだろう、と突き放してみていた。しかし、同氏の本を読んでいくと、そんな浅い考えの人ではないことが分かった。
アジアの賢人がまた一人いなくなってしまうことは残念、李登輝先生に合掌。
過去形ばかりの結びで、読みにくい文書になってしまった。
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以下の本は、本日発注済み:
反日種族主義(李栄薫) [東アジア関連・本棚]
話題になっているので入手した。
本の内容は、文芸春秋などで予めある程度把していたので、目新しいものはない。
最初に韓国人や韓国に接触したのは37年前だった。当時の私世代の韓国人たちは自国の現状を憂い、真剣に将来を考え、愛国的だった。私個人としてはこれがとても新鮮で好感が持てた。その頃も反日は存在していたが、経済格差もあり良くも悪くも現在の日韓関係と異なっていた。
大きな経済成長と遂げ、世界的プレゼンスも高まった韓国とは、歴史も現在の関係も一切の妥協することなく擦り合わせ、時には大きな摩擦を起こすことに躊躇せず、互いの情報を世界にオープンにして、日韓の関係を高められれば良い。
この本の英訳版を強く望む。
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昭和の怪物 七つの謎 (保阪正康) [東アジア関連・本棚]
満洲朝鮮復刻時刻表 [東アジア関連・本棚]
ハルピン駅へ(ディビッド・ウルフ) [東アジア関連・本棚]
戦争の古代史 [東アジア関連・本棚]
戦争の日本古代史 好太王碑、白村江から刀伊の入寇まで (講談社現代新書)
- 作者: 倉本 一宏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 新書
著者の説に???と思う部分もあるが、古代を思いながら興味深く読めた。
krause