レ・ミゼラブル 文芸春秋 百六景 [映画・本棚]
- 作者: 鹿島 茂
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
レ・ミゼラブルは、映画作品を何作かとミュージカルをDVDで観たが、今回の映画はとても楽しめた。ミュージカル出演者の歌唱力は卓越したものだが、今回の映画の歌唱力見事なもので、感動した。今回の映画に出演していた神父は、ミュージカルで「ジャン・バルジャン」役をしていた人のようだ(未確認)が、これもこの映画を楽しませてくれる要因となった。出演者がセリフを言うことは非常に少なく、ミュージカル形式に歌うことでストーリーが進んでいくのも良かった。
文芸春秋の3月号で、フランス文学者の鹿島茂が「レ・ミゼラブル」について対談形式でいろいろなコメントを残している。私自身、原作を読んでいないので、知らないことばかりだった。ユゴーは、フランスでは、国父と呼ばれている人だということ、ジャン・バルジャンは、ナポレオンと同年齢に設定さていること、など新鮮な情報が多い。また、映画の最終場面で、ジャン・バルジャンがこの世を去る辺りのシーンは何だか違和感を持っていたが、実際には、マリユスとコゼットは、ジャン・バルジャンが元と徒刑囚だと知ると冷淡な態度を取り始め、疎んじられ、それらの誤解が解けた後での場面として感動的だということだ。
レ・ミゼラブルの原作を読むのは少し億劫だが、この物語の背景をもう少し知った後にまた観に行ってみようとおもう(映画が終わっていたら、DVDを入手しようと思う)。
krause
子供の頃読んだだけなので映画を観てみようと思います。
by 拳客 (2013-02-11 11:12)
↑私も子どもの頃、小公子、小公女、秘密の花園、れミゼラブルなど心ときめかせて呼んだ記憶があるのみです。
映画観に行きたいと思います。
by 駅員3 (2013-02-11 11:29)
文芸大作は、挫折される方も多いですよね。私も其のくちです。評論を読んでから取り組む方法は、興味が膨らみそうですね!
by ぽりぽり (2013-02-11 12:03)
子供の頃、好きで何回も読んだ「ああ無情」。原題は
レ・ミゼラブルと後で知りました。ユーゴーは「ノートルダムのせむし男」も気になる本でした。フランスは、言葉を大切にする国だから絵よりも文学の方が地位が高いと、
きいたことがあります。今回の映画、見に行ったけど、
満席でだめだったんです。出直さないと。
by TaekoLovesParis (2013-02-11 18:17)
私も子どもの頃に子ども向けに書き直された本を読んだきりですわ。
by めぎ (2013-02-11 18:39)
HINAKAです。
Krause様
So-netブログから追放されて、取り敢えずFC2ブログに移動しました。
トラック・バックができないので、URLを置いて行く失礼を、お許し下さい。
http://aonow.blog.fc2.com/
by HINAKA (2013-02-11 23:35)
原作を青空文庫で少しだけ読んでみました。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000906/card46860.html
神父についての描写というか記述がかなり長いので驚きました。
青空文庫では目がチカチカするので近いうちに本を購入するか借りるかして腰を据えて読んでみたいです。
by Cecilia (2013-02-14 12:26)
皆様、 メッセージを有り難う御座います:
今回の映画、私はおすすめしたいと思います。
by krause (2013-02-21 21:34)