檸檬(他短編)梶井基次郎 [日本文学・本棚]
太宰も含めて、当時の私は、どうも日本文学を理解するのが苦手だった。その反面、登場人物や地名を覚えるは大変だったが、英米・中国文学読むのは好きだった。この「檸檬」についても、高校時代に、友人たちとの間ではいろいろな議論をしたが、実は良く理解できていなかったし、興味も湧いてこなかった。しかし、この年齢になって、さっと読み返してみると、著者・登場人物の心の動きや心理状態などが、あの頃よりは多少理解できるようになり、楽しめた。高校時代を振り返ってみると、「理解出来なかった」というより、理由もなくいつも何かに追われるように焦っていた、急いでいたその気持ちが、物事を深く考えることを妨げていたようだ。
krause
河原町の丸善、よく行ったっけなぁ。
でも「檸檬」はちゃんと読んだことがないままで・・・。
いつか読んで見たいと思います。
by Inatimy (2013-05-13 06:38)
Inatimy さん
川原町の丸善、風情がありそうで興味があります。高校生の頃は、本屋さんにレモンを置いてきて何の意味があるんだろう?と、まったく理解できませんでしたが(友人たちの前では、理解するふりはしていました^^)、最近は理解しています。短時間に読めますので、どうぞ読んでみてください。
by krause (2013-05-13 09:40)
檸檬読んでいる人が多いようですね。読んでみてとても面白かったです。主人公の気持ちも時代背景も、こんな表現の仕方があるのだと。
by 風船かずら (2014-02-10 09:26)