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房総・サーフィンのことなど [薪棚・昔の話、未来の話]

仕事上の訪問先に千葉県内は少ないのですが、先日、京葉工業地帯・房総方面から出張要請がありました。

昨年辺りから仕事に忙殺され、房州へ行くことすら考えていない最中の、嬉しい出張です。高校時代は、毎月のように学校をサボっては単車で房州へ行って時間をつぶしていました。大学に入り、サーフィンに没頭するようになってからは、早朝から海に入り、授業に合せて海から上がっていました。当時、クラウンディーゼルの中古を安価で入手していたので、燃料費はあまり掛かりませんでした。現在もディーゼル乗用車に乗っていますが、あの頃のクラウンより5割も燃費が伸びています。

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 京葉工業地帯での仕事を終えると、館山まで高速道路で移動します。以前に比べると、びっくりするような短時間で房州の南端まで行くことができます。洲崎の手前で、中学校時代の親友が学んでいた「館山海員学校」を通過します。このエリアは、35年前からあまり変化がないようです。

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洲崎まで来ると、改装されて洗練された雰囲気になった「風の抄」を見ながら、洲崎神社へ一礼し、野島埼方面へ向かいます。この時季の平日は、車が殆ど通りません。

何度か入ったことのある平砂浦のサーフポイントは、波のコンディションが良くないせいか、殆どサーファーがいません。フラワーラインのこのエリアも、昔からあまり風景が変わらないのが嬉しいです。

野島埼を過ぎて千倉に入り、「潮風王国」に立ち寄ろうとしたら、改装中でした。山口マオ氏のショップがあるので時々立ち寄っています。

千倉・瀬戸浜のサーフポイントもサーファーをあまり見掛けません。私が、波乗り現役の頃に、瀬戸浜沖に、海中防波堤を設置してから波室が悪くなったようです。海中防波堤の出来る前にの瀬戸浜のポイントは、世界一気に入っていたので、残念です。浅井愼平が、「世界一きれいな海」と行っていた千倉の海、私も同感でした。

千倉から、和田を抜け、鴨川の赤堤はスキップして、亀田病院の前のポイントを覗いてみますが、波質が良くないのか、サーファーは、居ませんでした。

新しくできた(といっても(随分時間は経っています)バイパスのいくつかを抜けて、勝浦の松部を覗き込んでみると、少し波が立っていますが、誰もいません。そして、トンネルを抜けてマリブ(串本海岸、串浜?)も、今日はNGのようです。マリブもお気に入りのポイントでした。そこから、今は無料になった勝浦有料道路を抜けて、部原海岸を通過します。駐車場が整備されきれいになりました。ここは、サーフィンの世界大会が開催されるだけあって、きれいな海岸です。酒井法子の別荘があったことで有名なサーフポイントでした。

そこからサンシタを覗かずに、御宿を抜け、山越えをして岩船に行きます。上の写真が、遠目にみた岩船です。山を刳り抜いたトンネルを抜けると、断崖絶壁の真ん中にでて、そこから下って海岸へ行きます。まだビギナーの頃に入って、とても緊張したポイントです。砂浜が断崖絶壁の下に三日月状にあり、海に向かって左右のどちらに流されても、大変なことになるポイントです。現在は、このトンネルが閉鎖されて下りていけなくなっています。滑落事故が絶えなかったことが理由のようです。このエリアの海は、潮の流れが速くいつも波立っていて、殺伐とした風景ですが、なぜかとても気に入っています。

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岩船を抜けると、暫くは内陸の未知を走ります。大原当りも覗きたかったのですが、車幅のある車で移動しているので億劫になってしまいました。

大原を通過し、夷隅川の河口を見ようかと思いましたが(直線の良い道路ができた)、なぜか気が乗らず、そのまま通過します。夷隅川の河口には、かつて森鴎外の別荘があり、鴎外もエッセイで、「甘い水と辛い水の交わる場所、夷隅。地元の人たちはそこには近寄らない」というような表現をしていますが、河口は移動し、鴎外の見た河口よりも現在は北に移動しているようです。 

夷隅を過ぎるとまもなく太東岬近いにでます。サーフポイント「太東」はフラット、波がありません。ここから、志田下を遠目にみて、東浪見に立ち寄ろうとしたら、工事中のため通行止めでした。

東浪見を過ぎると、一宮海岸です。私がサーフィンに通っていた頃からテトラポットを入れ始め、現在では立派な堤防が出来上がっています。

ここから波乗り道路に乗って片貝へ北上します。上の写真が片貝海岸です。北総から近く、私が一番頻繁に通ったポイントです。地元とうまく付き合うために、当時は、SEQUENCEのサーフボードを入手しました。あれから30年経ちますが、サーフショップ「ラ・メール」は、まだ健在だったのが嬉しいです。しかし、県と摩擦があったのか、当時は重宝していた海の家が、全て撤去されいました。上の写真が海の家があった場所です。房州を1周して片貝の風景が一番変わっていました。

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この写真も片貝のものです。天気図を見ればおおよそ波のコンディションは推察できましたが、 波が良くても悪くても頻繁に来ていました。あれから30年立ちますが、サーファーの雰囲気とファッションはあまり変わらないように感じます。あの頃と違うのは、ロングボードが増えたことかもしれません。私も機会あれば、ロングボードにトライしてみたいと思っています。

房州1周は、仕事絡みの出張でしたので、今度はプライベートでゆっくりと来ようと思っています。

krause

*急いで書いたためあまりに誤字が多く読みにくいので、修正しました。


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コメント 8

ゴーパ1号

ちくらの道の駅は今年の3月頭に行きました。
向かいのお花屋さんが目当てだったのですけど^^
猫のお店、かわいいですね。
by ゴーパ1号 (2013-11-20 21:23) 

めぎ

若い頃に房州一周ドライブをやったことがあるんですよ。
ずいぶん時間がかかったような記憶です。
by めぎ (2013-11-21 05:47) 

cocoa051

房州路もながいことごぶさたです。
以前、館山に知人が住んでいたので、あの一帯をよく歩きました。もう〇十年も昔ですがね。
とても懐かしいです。
by cocoa051 (2013-11-21 05:51) 

krause

コーパ1号さん
3月の房州は、2月と並んでベストシーズンですね^^。

めぎさん
最近は高速道路ができたので、多少の時間短縮ができますが、それでも片道を高速道路を使って、拙宅から行くと、4-5時間はかかると思います。

cocoa051さん
館山まで行くと、温かくて静かで良い雰囲気ですね。館山駅からそう遠くない駅に、ハングル文字の石碑のある寺があり、韓国で大学教授をしている先輩を連れて行ったことがあります。韓国では、漢字の石碑はありますが、ハングルの石碑はとても珍しいそうですね。
by krause (2013-11-21 09:01) 

cocoa051

ありがとうございます。
ハングル文字の石碑の話は、以前に聞いたことがありますが、館山でしたか。
かなり古いものだと聞きましたが、どういう経路で館山に来たんでしょうねぇ。
by cocoa051 (2013-11-21 19:30) 

nachic

風の抄、かなり前ですが、泊まりに行ったことがあります。すごい数のトンビを見て、感激しました。。改装したのですね。
by nachic (2013-11-21 23:03) 

krause

cocoa051さん
以下をご参照下さい。韓国の先輩によると、現代とは異なる表記だそうです。「なむあびだぶつ」が、「なむあみたんむる」というような読みになったかと思います。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/seisaku/shou-chuu/furusato/documents/sidou200-0.pdf#search='%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E6%96%87%E5%AD%97%E7%9F%B3%E7%A2%91+%E9%A4%A8%E5%B1%B1'

nachicさん
ここには、かなり以前から旅館があってことは知っていたのですが、リフォームしてから洗練された雰囲気の旅館になりましたね^^。
by krause (2013-11-22 18:26) 

cocoa051

ありがとうございます。
さっそく拝見させていただきました。
いわゆる古代ハングルですね。
東京外大の野間秀樹教授の近著・『ハングルの誕生』で古代ハングルを初めてみましたが、現代ハングルとそんなに違いがないように感じました。
機会がありましたら大厳院を訪ねてみたいです。
by cocoa051 (2013-11-23 08:49)