SSブログ

植民地朝鮮に生きる「韓国・民族問題研究所所蔵資料より」(著:水野直樹他) [歴史(近代史)・本棚]


図録 植民地朝鮮に生きる――韓国・民族問題研究所所蔵資料から

図録 植民地朝鮮に生きる――韓国・民族問題研究所所蔵資料から

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



鶴橋駅前にある本屋では、韓国・朝鮮関連の本がたくさん置いてあるので、行きつけのホルモン店に行く際に必ず立ち寄る。この本屋で、活字よりも資料や写真の方がたくさん掲載されているのが印象的なこの本を見つけ、早速買って、帰路の新幹線の車中で読んでみた。

若干高い価格だったが、いろいろな興味深い資料をみることができたので、概ね満足している。しかし、内容は、「事実を淡々と述べている」ことを期待していたが、若干のバイアスがかかっていることを感じる。折角これだけの資料があるのだから、もう少し大局的な視点で書かれてもよかったのではないか、とも思ったが、この本に書かれているように、「支配する側」と「支配される側」では、受け止め方が全く異なるのは当然なのだろう。

併合時代に、当時の朝鮮人、特に朝鮮の大学生たちがどれだけ「日本からの独立」を望み、活動していったかは、このブログでも取り上げた「崔承喜」の本を読むと、彼らの活動を窺い知ることができる。


krause



nice!(17)  コメント(1) 
共通テーマ:

nice! 17

コメント 1

ぽりぽり

中台韓を仕事相手にしておりますので、苦悩する毎日です。歴史認識の問題は、かなり困難ですね。
by ぽりぽり (2012-11-10 18:52)