SSブログ

中学時代の同窓会(その3) [薪棚・昔の話、未来の話]

duess.JPG


宴は実際、成田市内の料亭で行なわれました。立派な建物でしたが、もう旬が過ぎてしまった古さは否めなく、バブルという時代から随分遠ざかってしまったことを感じます。しかし、レストランを経営する親友の知人の店なので、料理は価格からは考えられないような最上のものが用意されていました。酒も、割高な九州の焼酎が甕で何本も用意されています。

通常、宴は2時間程度ですが、この日は延々4時間も続きます。友人何人かと誘い合わせて、駅前のモツ屋へ行く算段をしていたのですが、段々腹一杯になり、行く気も失せてきました。

教員たちの自己紹介が終わると、生徒達の自己紹介が始まります。中学時代にはもじもじしていた輩たちも、きちんと人前で話しができるように成長しています。

友人のうち、女性好きが幼少の頃より染みついているのが数人いて、彼らは女性達ととても楽しそうに歓談しています。

建築業や土建業で大成功を収めた数人の悪たれたちは、久々に都内から北総に戻ってきても、同業の仲間達で仕事の情報交換をしています。学校を終えるとすぐに地元を離れ、一本立ちして立派に仕事をしている彼らは何にでも自信がありそうですが謙虚です。この悪たれのうちの2人が、今日出席していた教員の一人(当時23歳くらいだった、そして、私の先輩の同級生)、を当時から好きだった、と告白にいくと、「当時は、高校時代の先輩と付き合っていて、あんたたちなんか眼中になかったわよ。」と撃沈。それにしても、この教員ももう少し粋な答え方ができなかったものだろうか、と残念な気分になりました。撃沈した2人は、都内の荒波をくぐってきた強者、そんなことにめげずにその教員と一緒にたくさん写真を撮っていました。

3年の秋に転校してきて、数ヶ月しか同級生として過ごさなかった、O君の出席は、皆を悦ばせました。彼は、都内の名の知れた大学を卒業後、上場企業(メーカ)に就職しています。しかし、彼が喫煙するのが不思議でした。今日の喫煙率は非常に高く、私以外は殆どが喫煙者でした。(その後、家に帰って息をすると、私は燻製にされているようでした)。

宴は更に続いていきます。そして、私は座り心地の悪い宴に耐え続けていきます。

krause


nice!(20)  コメント(2) 

nice! 20

コメント 2

めぎ

4時間以上続いたとは、すごいですね。
みんなは居心地よかったということなんでしょうねえ。
by めぎ (2014-07-03 04:28) 

krause

めぎさん、ここで4時間、続いてカラオケボックス、そして同級生の経営するスナック、最後はチェーン店の居酒屋と続いていきます。皆、とても楽しく居心地が良かったようです。
by krause (2014-07-03 08:42)